再発する可能性は、手術を受けた方の中でも約1%です。
鼠径ヘルニア手術では、メッシュと呼ばれる人工繊維物質で筋膜の穴を塞ぎ、脱腸を根治しますが、メッシュを当てた隣の部分からまた脱腸してしまう人もいらっしゃいます。
特にもともと筋膜が弱い体質の方は再発リスクが高く、再発した場合はもう一度手術をしてメッシュを当てます。
再発予防策はあるの?
再発予防として、
・ 運動習慣をつける(インナーマッスルを鍛えるような運動が効果的です)
・体重管理
・便秘の対策
が有効的です。
まずは、腹圧をかけ過ぎないようにするために、体重管理が重要です。肥満が気になる方は生活習慣を見直し、肥満を改善してみることが効果的です。
ほかにも、排便時に腹圧がかかりすぎることもよくありません。便秘の方は便秘薬を使用するなど、腹圧をかけ過ぎない心がけをお勧めします。
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この記事の監修者
医療法人社団オリビエ会
大宮セントラルクリニック
理事長 高島 格
1960年東京都生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業後、病院の外科で20年勤務し様々な手術を経験。
中でも得意としていた日帰り手術をより多くの人に受けてもらいたいと、2007年東京都新宿区に日帰り手術専門の新宿外科クリニックを開業する。
現在は、新宿外科クリニックと埼玉県さいたま市の大宮セントラルクリニックの2院を運営し、累計手術実績は下肢静脈瘤手術で約11000件以上、鼠径ヘルニアは8600件以上に及ぶ。