鼠径ヘルニアって手術しないと治らないみたい…。手術なんて初めてだけど、費用はどれくらい必要なんだろう？
何十万もかかる？
仕事もそんなに長くは休めないし、手術後は何回通わなきゃいけないんだろう。
気になる通院の回数や治療費。こちらのページでは、鼠径ヘルニアの手術を受ける際の一連の流れや実際に支払う治療費の概算をご説明します。
1回目の来院(初診)：診察・検査
1回目(初診)
(診察・超音波検査)
鼠径ヘルニアは目で見てわかりやすい病気なので、多くの場合は視診・触診のみでの診断が可能です。
当院ではより詳しく膨らみの部分を観察するため、超音波検査も合わせて行っています。
医師から手術をすすめられ、後日手術をすることになった方は、診察後は以下の流れでご案内します。
・オリエンテーション（手術前後の過ごし方や生活上の注意点について説明）
・術前検査(採血と心電図)
※検査の結果は翌日わかります。手術に支障の出るような異常値でなければ結果のご報告は手術日当日になります。
手術日の予約をしたらその日は終了！（手術日予約は後日電話でもOK）
お仕事への復帰時期は仕事内容（デスクワークなのか力仕事なのか）によっても異なります。
オリエンテーションでは、しっかり時間をとって患者さまお一人お一人の生活に沿った手術プランをアドバイスしています。
細かいことでも何でも結構ですので、担当スタッフにお気軽にご相談くださいね！
通院は最小限に！
初診時の費用（術前検査代込み）
（健康保険3割負担の方）5,000〜6,000円前後
（健康保険2割負担の方）約3,000〜4,000円
（健康保険1割負担の方）約1,800〜2,000円
〈お支払方法〉現金・各種クレジットカード、電子マネー(交通系IC、楽天Edyなど)
所要時間：1時間〜1時間半くらい
2回目の来院：手術
２回目
(手術)
2回めの来院日が手術日です。みなさん少しばかり緊張の面持ちで来院されます。
手術日は準備のために予約時間よりも10分だけ早く来院していただいています。
受付が済んだら、まずは担当の先生と診察室でお話。前回受けていただいた術前検査の結果をご報告します。
お話が済んだらお着替えのお部屋へご案内します。そして処方するお薬を看護師からお渡しします。
お着替えが済んだら隣接する手術室へ入室。
体重を測り、手術台に横になったら次々と機械がつけられていきます。血圧計、心電図モニター、酸素飽和度モニター、点滴…
そして点滴から眠くなる作用のある静脈麻酔薬が入っていきます。効くまでの速さに個人差はあれど、だいたい薬が入って30秒もすると意識は消失し、眠っています。
手術は患者さんが眠っている間に終わります。手術時間は30分〜長くて1時間程度。小切開手術でも内視鏡手術でも手術時間に大きな差はありません。
手術が終わったら歩いて休憩室へ。鼠径ヘルニア手術の麻酔は全身麻酔ですが、下半身麻酔や侵襲の大きな全身麻酔とは異なりますので手術直後から歩くことができます。（ただし、麻酔直後はふらついたり、脚に力が入りにくくなる場合もあります）
皆さん平均10分前後休憩したらお着替えして出てこられます。
術後の診察とお会計が終われば2日目も終了です。
皆さん意外と歩けてびっくりされますが、麻酔から目覚めてそれほど時間は経っていないので、当日は寄り道せず、気をつけて帰ってくださいね！
手術の費用
（健康保険3割負担の方）鼠径部小切開手術(片側)：約50,000円、腹腔鏡手術(片側でも両側でも変わらず)：約120,000円※腹腔鏡手術の予定になった方は新宿外科クリニックにご来院いただきます
（健康保険2割負担の方）〜18,000円※
（健康保険1割負担の方）〜18,000円※
※健康保険1、2割負担の方はひと月の自己負担限度額が18,000円となりますため、これ以上のお支払いはありません。
所要時間：約2時間(来院〜会計まで)
数万円に及ぶ手術費用は、所得額によっては高額療養費の対象となる場合があります。その場合、上記の金額よりも負担費用を抑えることが可能です。詳しくはこちらを御覧ください。
☀ 手術の翌日 ☀
手術の翌診療日にご体調確認のため看護師からお電話させていただきます📞
手術後の痛みや出血はどうか、心配なことやご体調の変化は無いか何でも相談して下さい！
3回目・4回目の来院：術後再診
３回目と4回目
(手術後の再診)
3回目は手術から1週間目。経過順調なら4回目はそこから2ヶ月後です。
鼠径ヘルニア手術(切開法)の手術創はこんな感じ。
写真は術後3ヶ月目のものです。手術直後はもっと創の線が赤くくっきりしていますし、触ると線状に凹凸を感じるかもしれませんが、３ヶ月も経つと平坦になり線も薄くなっていきます。腫れも引いていますね。
この創の大きさは3.5cmくらい。膨らみが大きい場合は5cmほど切ることもありますが、男性だとこれくらいの創が平均的です。女性の場合はもっと小さく切ります。
ちなみに創の内側で縫い合わせる埋没縫合をしているので、抜糸の必要はありません。
埋まっている糸は数ヶ月で身体に吸収され、最終的には消失します。
手術後の診察では、「手術創の状態チェック」「手術後の腫れ具合のチェック」を行います。
そして手術後の痛みや日常生活への影響など、どのように術後過ごされていたのかや、心配な点はないか確認させていただいています。
1週間目の診察で問題がなければ次は2ヶ月目診察！
2ヶ月経つと、時々軽い痛みや引きつれ感はあるものの、ほとんど手術前の生活に戻れている方が多いです。経過に問題がなければその日で通院終了です♪
再診時の費用
（健康保険3割負担の方）数百円〜1,000円
（健康保険2割負担の方）数百円
（健康保険1割負担の方）数百円
・薬の処方があると数百円程度追加されます。
所要時間：約30分
手術って聞くと身構えちゃうけど、日帰り手術だと通院もそんなに多くないんですね。
そうなんです！できるだけ日常生活に影響しないで治療を受けていただけるよう、無駄な通院や待ち時間は最小限にできるようスケジューリングしているんです。
ただし、手術後の一番のネックは痛み。痛みの程度で日常生活への復帰時期は変わってきます。
痛みは個人差が大きいので、比較的すぐに日常生活に戻れる方もいれば、1〜2週間は痛み止めがないと辛かったという方もいます。
初診から手術、そして手術後の流れのイメージはつきましたでしょうか？
手術の間は患者さんは眠っていますので、『寝て起きたら終わっていた』という感じです。当日はあっという間に感じられるかもしれません。
一番内容が濃いのは1回目の初診時ですね。検査等も含めるとトータル1時間半程お時間頂いて、手術に関するご説明をじっくりさせてもらっています。
手術前の不安はできるだけ解消した状態で手術に臨んでいただきたいと思っておりますので、何でも聞いてくださいね！
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実施日：2024年8月20日(火)
受付時間：11：30〜17：30
所要時間：5〜10分 完全予約制（予約が空いていれば当日予約も可能です）
検診のご予約・お問い合わせは、お電話もしくはオンライン予約フォームからお待ちしております。
大宮セントラルクリニックは、下肢静脈瘤・鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っている外科クリニックです。
2007年に埼玉県さいたま市大宮区で開院して17年。診療日は毎日診察・手術を行っています。
診察の際は、初診から予約をお願いしております。お気軽にお問合せください。
【クリニックへのアクセス】
JR大宮駅西口から徒歩5分。
大宮駅は埼玉県のターミナル駅で、JRは宇都宮線・高崎線・京浜東北線・埼京線・川越線、私鉄では東武野田線(東武アーバンパークライン)と埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)など複数の路線が乗り入れできます。
- そけいヘルニア
- 脱腸
